ゴリゴリの移り気二次オタが、気づいたらLDHに沼落ちして、遠征で福岡まで行くようになった話
LDHってなんだ?
歴代、薄桜鬼やらFGOやら、ハイキュー呪術廻戦鬼滅の刃ツイステやら、とにかく漫画やゲームが好きで、ジャニーズならなんとなーく分かるけど、アーティストの所属会社名なんて言われてもわかんない。
そんな状態が2020年の11月頃。
このころ初めてEXILEの事務所がLDHって名前だと知った。
◆第1関門、HIGH&LOW
とりあえずゴリゴリの2次元オタクがなんでLDHを知ったのか。
(ちなみに沼落ちの話までは随分長くなるのであしからず。)
今は亡きTwitterのタイムラインに流れてきた、ビジュアルつよつよな現実の男たちの写真。
そう、HIGH&LOW THE WORSTの轟洋介(眼帯ver.)と小田島有剣その人である。
なんか知らんけどこの人達見たい。
オタク心を擽られる。
その一心でせっかく見るんだから最初から全部みたいと、ザワ(THE WORSTの略称)の前の11タイトル全部見た。
そしてハイローのオタクならきっと見ているだろう、バスでゲームやったり男気じゃんけんやったりする配信限定の某番組。
あれを見て始めてわたしは、メンディーには後輩がいるということを知った。
◆第2関門THE RAMPAGEとの出会い
配信限定の某番組で司会をやっていたゴリゴリ関西弁のメンズ。
てっきり若手の芸人さんかと思っていたら、どうもEXILEグループらしい。
しかもEXILEにはRAMPAGEとやらがあるらしい。
そして、ザワに出ていた主人公も俳優じゃなくてRAMPAGEの人らしい。
そんなこんなでズルズルInstagramを見始めて、RAMPAGEのメンバー16人もいるのかよ、とか思いながらメンバーのInstagramをフォローしてみて、この人の話聞いてみたい。
そう思わせてきたのがRAMPAGEの山本彰吾だった。
まず自己プロデュース力の高さ、ファッション、ダンス、グループのブレーン、もりもりの属性に撃ち抜かれ、
とにかくこの人のラジオが聞きたい! (ブログで個人のラジオを配信している)
と旅先の京都のホテルでブログに課金することは、この先一生ないと思う。
昔からダンスを見るのは好きだけど、何となくアイドルグループとかで個人的に(あくまで個人的に!)しっくりすることがなかったので正直戸惑ったけど、「あ!私が求めていたのってこういうやつ!」と思わせられたのは初めての経験だった。
EXILE TRIBE という矜恃を胸にパフォーマンスする彼らの姿に心奪われたのである。
そこからMV、楽曲にも手を出し始め、当時大学4年だったのでRAMPAGEの曲を聴いて頭振りながら卒論を錬成したのは大変思い出深い。
ついでにRAMPAGEのお陰か評価は秀だった。
◆第3関門、EXILE TRIBEとの出会い、そして沼との出会いの予兆
RAMPAGEの楽曲に触れたのをきっかけに、EXILE TRIBEには複数のグループがあることを知った。
まずはRAMPAGE・GENERATIONSにハマりだし、初めてのライブはGENERATIONSの単独公演。
私がEXILE TRIBEをきちんと知ったのはまだコロナ禍だったので感動もひとしお。
ただなんとなくEXILE=怖い のイメージがどうしても払拭できなかったので、フォロワーにライブに連れて行ってもらった。
どう足掻いてもオタクなので、いまだにキラキラしたファンのお姉さんたちには怖気ずいてしまうが、これでもライブを楽しみたい気持ちがあることは変わりないので、胸を張って(?)ライブに参加している。
閑話休題。
一度生のライブを見たら見事にハマった。
やっぱりもっと見たい!ライブ参加したい!と思っていたところ、GENERATIONSのライブに連れて行ってくれたフォロワーがチケットを融通してくれた。
それがRISING SUN TO THE WORLDの東京ドーム公演である。
さて、時系列が戻るが、初めてGENERATIONSの単独公演に行ったのが5月頃。
そしてその年の2月頃にある楽曲がリリースされていた。
Jr.EXILEの4グループが歌っている楽曲、WAY TO THE GLORY。
当時の私はまだまだGENERATIONSとRAMPAGEしかまともに認識ができておらず、FANTASTICSとBALLISTIK BOYZというグループがある、程度の認識であった。
そんな中楽曲を聞いていると、ふいに「あ、この人の歌声好きだな」という初めての感情。
特徴的な歌声と歌詞のなだらかな伝え方、純粋に「上手いな」と思わせる歌唱力。
しかし、この声が誰かわからない。
GENERATIONSとRAMPAGEでないのは確か。
FANTASTICSの子は声のニュアンスが違うし、BALLISTIK BOYZの子達はたくさんいてよく分からない。
MVを見つつ聴いていたら、やっとこさ正体がわかった。
それがBALLISTIK BOYZの加納嘉将(かのうよしゆき)その人であった。
ちなみに、当時のフォロワーがBALLISTIK BOYZファンだったので、BALLISTIK BOYZにヨシくんとやらがいるのは知っており、
あー、この人なんだ!とようやく理解したのがこの時。
純粋に歌上手!彼の歌好き!そう思っていたのはこのあたりのこと。
◆第4関門、沼落ちと抗い
BALLISTIK BOYZの加納嘉将さんの歌声好きだなあ、と思い、フォロワーに融通してもらったRISING SUN TO THE WORLDにもBALLISTIK BOYZが出るので、生で見るのを純粋に楽しみにしていた。
そして当日、かなり上からの席だが、全体も見渡せるしちょうどいいなと思っていた頃、こちら側に回ってきたトロッコに某加納嘉将さんが居る。
そう思って双眼鏡で彼のパフォーマンス姿を見た時、マスクの中で無意識に出たのが「かっこいい…っ!?」という言葉。
正直崩れ落ちそうになった。
ここから私の沼落ちとの戦いの火蓋が切って落とされたのである。
フォロワーにBALLISTIK BOYZのヨシくんファンがいたのもあって、ずるずるBALLISTIK BOYZの曲を聴き始めた。
ついでにCLというLDHの動画配信サービスも利用し始めていたので彼らの番組も見始めた。
この辺りだと思う。
なんか話に聞いていたヨシくんと私の感じる印象違うな、と。
当初私が聞いていたのは「年長の苦労人」「ツッコミさせられてる」「王子様」という元祖2枚目感のあるフレーズたち。
おやおやおや?
なんか、意外と人の話聞いてないし(褒めてる)、車の中でスルメ食べるし(たぶん褒めてる)、学生の頃毎週のように心霊スポット行ってたらしいし(これは分からん)。
「王子様」とは…?
ただそこが寧ろ沼落ちの一要因になってしまった。
どうにもいままでのオタク変遷をたどっても、なんとなく一癖二癖あるような、胡散臭いような(いい意味で)キャラを好きになりがちであった。
その点、彼のその二面性(しっかり者の王子様というイメージと、意外とゴーイングマイウェイを貫く性格)が刺さってきてしまったのであろう。
いやいや、そんな、歌声も好きだしダンスも好きだし、なんならビジュアルも大好きだけど、そんな沼にハマるなんてこと…。
「加納さん、ダンスは初心者だったんだよ」
好きになっちゃうぢゃん!!!!
心からの叫びである。
マイペースで歌の上手な彼は、大変な努力家だった。
◆沼落ちの末路
好きになっちゃうけどでもまだ抗いたい。
そんなこんなで生のライブを見て心の中で叫んだり(コロナ禍だったので)、イベント配信を見たりしながら徐々に徐々に生活を侵食されていった。
最初はアルバムしか買わないとか言ってたのにサインに釣られてシングルも買ったし、
1人でライブ怖いとか行ってたのに1人でライブ行くし。
そんな感じで生活にBALLISTIK BOYZが浸透して1年程度だろうか、彼らが半年間タイへ行くという。
会社を代表して海外へ行くというのは大変素晴らしいことだが、やはりそこは複雑なファン心理。
タイのファンに特大のファンサして来いよ、と思いつつ心のどこがでこの半年間どうしようかな…寂しいな…という感情。
結果、私生活や仕事で色々あったのが災いしたためでもあるが、メンタルを壊して休職に追い込まれた。
どうも、自分が思っていた以上に彼らのライブが心の支えになっていたらしい。
それを実感しつつ、彼らが半年間のタイ滞在を終えて戻って来て、遂に単独ツアーを開催してくれた頃には元の職場への復職も叶った。
やっぱりダウンしたのは日本でライブ無かったせいでは?
半年間の反動もあったので、金は無いし休みもない、遠征は精々中部までと言っていたにもかかわらず遂にひとりで福岡へ遠征するにまで至った。
◆さいごに
以上が、ゴリゴリの2次元オタクがLDHの、特にBALLISTIK BOYZというグループに沼落ちするまでの経緯である。
なお、一応まだ加納さんには抗いたい気持ちも1mmくらいは残ってるので頑張りたい。
自分語りがすぎたような気がするが、この文を読んで少しでも、LDH、EXILE TRIBE、そしてBALLISTIK BOYZに興味を持って貰えたら大変嬉しい。